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あなたにはどう映ってる?


人は、目に見えた一瞬で物事を判断してしまう。


街を歩いていて、公園で大号泣している人を見れば

「何かつらいことがあったのかな」と思い、

すれ違ったときに笑顔の人を見れば「幸せそうだな」と感じる。


でも、それが本当とは限らない。


泣いているのは、大事な人が助かって、張り詰めていたものが一気にほどけた瞬間かもしれない。

嬉しさや安堵で涙が出ているだけかもしれない。


逆に、笑っている人は、嫌なことや苦しさを隠すために笑っているだけかもしれない。

誰にも気を使わせないように、自分の感情にフタをしている途中かもしれない。


つまり、見えているものはその人の“本当”ではない。


本音や背景は、関係性がなければ見えないし、赤の他人にいきなり

「私はこうです」と話す人なんてほとんどいない。

心を開いて、時間をかけて初めて見えてくるものがある。


だからこそ、人を知ろうとするなら、自分から心を開くことが必要になる。


そしてこれは、人に限った話じゃない。


成功している人を見ても、目に入るのは華やかな“結果”ばかりで、そこに至るまでに積み重ねた努力や、失ってきたものにはなかなか目がいかない。


うまくいかない現実を、誰かのせいにしたり、ただ羨ましがるだけで終わってしまうこともある。

でも、その人の日常や過程を見ようとはしない。


ここでも結局、見ているのは“表面だけ”。


人も、出来事も、すべて同じで、目に見えているものはほんの一部に過ぎない。


それなのに、どこの誰かもわからない人の目や声を、

必要以上に気にしてしまうことがある。


でも、その人たちが自分の人生を本気で支えてくれるかといえば、

そんなことはほとんどない。


もちろん時には、誰かの何気ない一言が妙に刺さったり、接点のない人の言動や行動が、自分を変えるきっかけになることもある。


ただ、それはあくまで“きっかけ”であって、その先をどうするかは自分次第。


自分の人生は、自分で進んでいくものだから。


だから大切なのは、見えるものに振り回されず、自分の軸で生きること。


その上で、本当に関わりたい人や、ちゃんと知ろうと思える相手とだけ、

時間をかけて向き合っていく。


そしてこれは、自分自身にも当てはまる。


日々の過ごし方、仕事の仕方、休みの日の使い方。

それは本当に、自分が手に入れたい姿に繋がっているのか。


おそらく、多くの人が「NO」と感じているはず。


じゃあ、なぜ変えないのか。

「現実的じゃない」

「自分には無理だ」


そんな声が聞こえてくる。


でも、本当にそうだろうか。


別に、大金持ちになれとか、毎日誰かと派手に過ごせと言っているわけじゃない。


ただ、自分にとっての“満足”を、自分がちゃんと知っているのかという話。


例えば、朝の納豆ご飯。ふとした猫との時間。

お客様の予約がしっかり埋まっている日。

そんな何気ないことで、十分に満たされる瞬間もある。


その価値を決めるのは、他人じゃない。


自分が感じるものは、ちゃんと自分の物差しで測った方がいい。

どうしてこんな話をするのかというと、

僕は美容師として、日々たくさんの人と関わる中で、いろんな立場や世代、男女問わず話をする機会がある。


その中でよく言ってもらえるのが、「いつも楽しそうだね」「充実してるね」という言葉。

確かに、自分でも日々を楽しめている実感はあるし、明日死んでも「楽しかった」と思えるくらいには、今の人生に納得している部分もある。


でも、それもまた“見えている一面”に過ぎない。


僕の言葉が、どこで誰の役に立つのか、正直それはわからない。


それでも、もしどこかで誰かの力になることがあるなら、その“きっかけ”くらいは残しておきたいと思っている。

だから、こういうことを伝えている。


見えているものがすべてじゃない。

だからこそ、何を見るかも、どう生きるかも、自分で決めていい。



 
 
 

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