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潤ってる自分と、乾きたい自分

9月10日
読了時間: 2分


アシスタントの頃は、今とは全然違う生活をしていた。

ご飯もまともに食べられない。

欲しいものも買えない。

時間もお金もない。

仕事とスキルアップに、ほとんど全部をベットしていた。



もちろん、苦しかった。

でも、当時は当時で幸せだった。

少し仕事ができるようになっただけで嬉しかったし、

少し給料が上がっただけでも本当に嬉しかった。


昨日できなかったことができるようになる。


それだけで、「もっと頑張ろう」「もっと成長したい」って思えた。


当時は、やらなきゃいけなかった。

生活のためにも、将来のためにも、成長するしかなかった。


だからこそ、必死になれたんだと思う。


今は、昔と比べたらかなり生活に余裕ができた。


贅沢になんでもってわけではもちろんないけど ある程度の範囲で、

食べたいものも食べられる。

欲しいものも買える。

行きたいところにも行ける。


昔の自分と比べたら、十分すぎるくらい潤っていると思う。


もちろん、今だって幸せだ。

だから、昔に戻りたいわけじゃない。


あの頃の苦しさをもう一度味わいたいわけでもない。

ただ、たまに思う。

「昔の自分が持っていた、あの乾きがちょっと欲しいな」って。


今も、仕事も人間性ももっと成長したい。

やってみたいこともあるし、もっといろんなことを経験してみたい。

でも昔と違って、今は「やらなきゃいけない」わけじゃない。

だから、

「これ、やってみたいな」

で終わってしまうことがある。


それが少しつまらなく感じる時がある。

昔は、何かを手に入れるたびに嬉しかった。


今は、ある程度のものを持っているから、それが少しずつ当たり前になってきた。

それが悪いことだとは思わない。


むしろ、昔の自分が頑張ってきたからこそ、今の生活がある。

だからこそ、今の潤いはちゃんと大切にしたい。

そのうえで、もう一度ハングリーになりたい。

昔みたいに、何かに夢中になって、

「もっとやりたい」「もっと上手くなりたい」「もっと先に行きたい」

って思える自分でいたい。


昔は、環境が勝手に僕を乾かしてくれていた。

今は、ある程度満たされているから、自分で乾きを作らないといけないのかもしれない。


「足りないから頑張る」から、「足りているけど、もっと行きたいから頑張る」へ。

昔と比べたら、今の僕はずっと潤っている。


それは幸せなこと。

でも、潤っている自分の中に、少しだけ乾きたい自分もいる。


ちょっと贅沢な悩みかもしれない。

でも、今の幸せを感じながら、もう一度あの頃の熱を取り戻せたらいいなと思う。



 
 
 

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