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20歳の僕へ。あんた、なかなかめんどくさいよ。

でもそのまっすぐさが、ちゃんと未来につながってる。昔の自分を振り返る、今の僕の本音。


1章 あの頃の僕は、間違いだらけだったけど必死だった


朝の5時半。まだ街は静かで薄暗い時間帯。

僕はいつものように店に一番乗りで入った。

美容室は朝8時オープンだけど、7時半には朝礼が始まる。

でも僕はそれよりずっと前に来て、夜は店の練習時間23時を過ぎ、

2時頃まで残っていることもあった。

24時前に帰る日なんてほとんどなかった。


周りの美容師さんは器用な人が多い印象かもしれないけど、僕は人一倍不器用だった。

だけど負けず嫌いで、誰よりも努力しなければと思っていた。

同期と比べることもあったけど、一番強かったのは「自分に負けたくない」という気持ち。アシスタント時代は給料も少なく、遊びに行くお金もなく、ただひたすら練習に打ち込んでいた。


2章 無理だらけの生活と気づかなかった疲れ


肌が弱かった僕にとって、あの頃の生活は笑っちゃうくらい酷かった。

睡眠時間はとにかく足りなかったし、お金がなかったから、

店でのごはんはいつもカップ麺か菓子パン。

毎朝のルーティンは、コーヒーとレッドブル。好きな飲み物はコーラだった。

肌はボロボロで、顔や首は荒れ、手あれは本当に酷くて正直ゾウの肌の方が異例なんじゃないかってくらい荒れてた笑。

朝起きると手が痒くて、掻きむしった跡でベッドが血だらけなんてことも日常茶飯事だった。

若かったから体力には自信があったし、自分ではやれてるつもりだったけど、客観的に見れば、あの頃の自分は社会人としてかなり欠陥だらけだったと思う。 (→思い当たることがありすぎて詳細は省きます笑)

今こうして振り返れるだけでも、成長した証かなと思う。笑


当時は、店長やオーナーとよくぶつかっていた。

自分の意見は言える方だったけど、若さゆえに視野が狭くて、伝え方も拙かった。

オーナーには「角和、ストレートしかないから変化球も覚えて色んな伝え方を学べ」と言われたけど、若かった僕は「まだストレート一本で勝負します」と答えていた。


店長には、「何かを請うた方がいいんじゃないか」と話をすると、「角和の言ってることもわかる。でも“けど”こうだよ」と返されることが多かった。

「けどって何だよ?わかるならそうしてくれよ。違うなら納得する理由を教えてくれ」と、若さゆえの生意気も出していた。


書きながら本当に恥ずかしいと思う。

でも今、当時の店長やオーナーの年齢に近づいてみて思う。

もし今の僕に、20歳の若造があんな態度で食ってかかってきたら……正直、結構キツい。笑それでも話を聞いてくれて、真正面からぶつかってくれたあの頃の先輩たちには、今は感謝しかない。

ちなみに今でも当時の店長とはいい関係で、帰省するとご飯に行くこともある。「もう角和みたいな後輩は勘弁してよ」なんて冗談を言われつつも、「でも、自分の意見は店やお客様のことを考えてのものだったから聞いてたよ。ちゃんとぶつかってきたしね」そう言ってもらえたのが、少し救いになった。

ありがとうございます。

たくさんぶつかったからこそ、学べたことも多かった。当時は白か黒かでしか物事を見られなくて、「正解はひとつ」と思い込んでいた。

でも今ならはっきり言える。正解は、ひとつじゃなかった。

自分が言っていたことにも意味はあったし、店長の言葉にもちゃんと理由があった。どちらが“正しいか”ではなく、どちらにも“正しさ”があった。

そう気づけたとき、やっとあのときの会話の意味が自分の中で腑に落ちた。


3章 あの頃の自分に言えることは少ないけど、胸は張れる


あの頃の自分に、何か言えることってあるだろうか?

正直、「もっとこうすればよかった」と思うことは山ほどある。迷惑もたくさんかけたし、視野も狭かった。生意気なこともたくさん言った。

でも、それでも——僕は、自分なりに考えて、本気で通ってきた道を歩いてきたと思ってる。だから、間違いだらけの道だったかもしれないけど、その道のりには胸を張れる。

もっと器用な性格だったら楽だったかもしれないけど、不器用で真っ直ぐなのが自分だから、しょうがない。笑

よく「量より質が大事」って言葉を聞く。もちろん今の自分も、効率や質にはこだわる。でも、そう言えるのは**“量をこなした人だけ”**なんじゃないかと思ってる。

あのとき、たくさんの量をこなしたからこそ、見えてきたものが確かにあった。

ただ一つ言えるのは——僕みたいな働き方は、今の時代には絶対におすすめしない。

体が資本。しっかり休んで、計画的に積み上げていく方が、結果的には成果も出やすい。それがようやくわかるようになった。

大人になっても、こういうことに気づけない人は意外と多い。だからこそ、この記事を読んでくれた人には、どこかで共感してもらえたら嬉しい。


4章 変わってた自分でも、ちゃんと幸せになれた


生意気で、頑固で、たくさんの人に迷惑をかけてきたけど——それでも僕は、自分がやってきたこと、今やっていることに、自信を持っている。

もっと成長して、周りに良い影響を与えられる人になりたいって、今も本気で思ってる。

今では、自分のお店を持ち、家族がいて、猫もいて、「順風満帆だね」と言われることもあるけど、全然そんなことはなかった。

苦労なくポンポン成功してきたように見えるかもしれないけど、実際は本当に少しずつ積み上げてきた道のりだ。

僕は、先輩でも偉い人でも、媚びを売れない性格だし、譲れないポイントがあるとぶつかってしまう。めんどくさい性格だなって自分でも思う。

でも、そのまっすぐさが信頼につながったこともあった。少なくとも、今のお客様との繋がりは、そういう信頼の上にあると信じてる。

だから、変わってるって言われ続けてきた自分でも、ちゃんと幸せになれた。

何かに夢中になれたり、自分の「好き」を大切にできたら、人生って案外、いい方向に転がるのかもしれない。

僕の場合はそれが仕事だったけど、それが推し活でも、趣味でも、なんでもいいと思う。

「自分らしさってなんだろう?」って悩むこともあると思うけど、どんな自分でも、きっと気に入ってくれる人はいる。無理に繕う必要なんてない。

僕の昔の経験は、今ではブログの“ネタ”になっていて、それもまた、僕らしい人生の彩りだと思っています。笑

これからももっと成長していきたい。皆さん、本当にここまで読んでくれてありがとう。


今は朝、猫に起こされて、ゆっくりコーヒーを淹れてから店に向かう毎日。あの頃とは違って、ちゃんと自分のペースで進める今が、けっこう気に入ってます。


 
 
 

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