top of page

共感したつもりが、共感されていなかった話



先日、お客様との会話でこんな話になりました。

「角和さんって緊張することあるんですか?」

たぶん緊張とは無縁に見えたんだと思います。


でも実際はその逆で、僕は結構な緊張しいです。

人前で話す時は手が震えることもありますし、喉もカラカラになります。

砂漠にいるのかってくらい。

砂漠に行ったことはないんですけど。笑


だから、

「もちろんありますよ」

と答えました。

するとお客様も、

「私も緊張するとダメなんです」

と。


テストでも本番でも、緊張するといつもの力が出せなくなる。

その不安が大きいんですよね、と話してくれました。


僕も昔からそうでした。

テストの時なんて、手が震えることもありました。

だから共感したつもりで、こんな話をしました。


「でも緊張するってことは、それだけ頑張った証拠だと思うんですよね」

そして、

「もし緊張して80%しか出せないなら、120%準備しておけばいいと思うんです」

すると返ってきたのが、

「それができたら苦労しないです(笑)」

でした。


たしかにその通りです。

その瞬間は笑って終わったんですが、後から考えてみると、僕は共感したつもりで、実は共感できていなかったのかもしれません。

相手が欲しかったのはアドバイスではなく、

「私も同じですよ」

という安心感だったのかもしれない。


美容師という仕事をしていると、どうしても答えを探す癖がつきます。

髪の悩みがあれば解決策を考える。

うまくいかないことがあれば改善策を考える。

だから会話でも、つい答えを出したくなる。(男は特に)


でも人はいつも答えを求めているわけではないんですよね。

ただ、

「わかるよ」

と言ってほしい時もある。

今思えば、

「僕も今でも緊張しますよ」

だけで良かったのかもしれません。


歳を重ねても、人との会話から学ぶことは本当に多いです。

共感って簡単そうで難しい。

そして、共感したつもりになっている時ほど、実はできていないのかもしれません。

そんなことを考えた一日でした。



 
 
 

コメント


〒064-0820

北海道札幌市中央区大通西26丁目1−18円山アーク2階

011-212-1455

定休日:不定休
​9:00〜20:00

札幌美容室/​美容室ベア

bottom of page