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「難破船の三人の乗客」とリスクの話

更新日:6月18日



〜ちょっと変わった美容師のつぶやき〜


こんにちは!


今日はちょっとリスクのお話をしようと思います。といっても、難しい話じゃなくて――僕の好きな寓話「難破船の三人の乗客」というお話をもとに。

このお話、ユダヤの知恵が詰まった『タルムード』をベースにしたもので、「適切なリスクを取ることの大切さ」を伝える寓話として語られています。


🌊 こんな話です

ある嵐の日、帆船が難破し、3人の乗客がフルーツの実る島に流れ着きました。船は修理のためしばらく島にとどまることになります。

それぞれの行動はこんなふうでした:

  • 一人目は不安で島に降りず、ずっと船に残っていた。 でも食べるものがなく、空腹に耐えきれず命を落とします。

  • 二人目は島に降りてフルーツを食べつつ、船の様子を見ながら行動。 結果、ちゃんと空腹をしのぎ、船が出航する前に無事戻れました。

  • 三人目は「時間はある」と楽観的に考え、島の奥まで進んで満腹に。 けれど戻ってきたら、船はすでに出航。ひとり島に取り残されてしまいました。


🧭 教訓は?

この話が伝えてくれるのは、**「リスクを恐れず、でも見極めながら行動すること」**の大切さ。

  • 一人目のように慎重すぎて動けなければ、状況に飲み込まれる。

  • 三人目のように楽観しすぎれば、大きなものを失うこともある。

  • 二人目のように、目の前の状況を見ながら判断できる人が、最終的にうまくいく。


✂️ 僕自身の話をすると

実は僕自身、昔から「それ無理でしょ」とか「現実的じゃない」って言われることが多かったんです。けっこうビッグマウスって言われたり。笑

でも、それって結局他人の物差しで見た限界なんですよね。自分の中では「いや、できる」と確信してたことばかりだったし、実際に形にできたことも多かったと思います。

もちろんただの無謀ではなくて、どれくらいリスクがあるか、自分に何ができるかを逆算して、行動してきた結果です。

たとえば独立のタイミング、サロンのメニューの見直し、SNSでの発信……どれも迷いはあったけど、自分なりの“リスクのとり方”を意識して動いてきました。


🤝 ちょっと変わった美容師かもしれないけど

美容師っていうと、髪のことだけ話してそうなイメージがあるかもしれません。でも僕は、こういう人生やリスクの話をお客様とすることもけっこうあります。

変わってるねってよく言われるけど、笑僕自身がこういう話から学んできたことも多いし、少しでも関わった人が前向きになれたらいいなって、素直に思ってます。

美容室って、髪を整えるだけの場所じゃないと思うんです。ときには自分の考えを共有したり、新しい気づきを持ち帰ってもらえたら嬉しいなって。


🚢 最後に僕がこの話から思ったこと

僕だったら、島で他の二人と協力して、みんなの分のフルーツをたくさん集めに行くかな。

で、自分が戻るまで船を出さないようにちゃんと交渉しておく。「ひとりじゃなくて、協力する」っていう発想もアリだと思うし、これが唯一の答えじゃないっていうのがこの話の面白いところですよね。


リスクを取ること、動くこと、考えること、信じること。全部つながってて、自分らしく生きるためのヒントが詰まってるなって思います。


読んでくれてありがとうございました。あなたにとっての“リスクとの向き合い方”も、少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。


またね!

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