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「大人になってから知った“舞台の凄さ”と、もらった力の話」**


先日、ミュージカル『エリザベート』を観てきました。

キャストは、明日海りおさん、古川雄大さん、尾上松也さんという豪華すぎる顔ぶれ。

初めての観劇だったんですが、もう……圧倒されました。


まず、セットのスケールに驚かされて、その世界観の中で動くキャストの存在感に飲み込まれて、そして何より、明日海りおさんのエリザベートに心を奪われました。

どの衣装も本当に綺麗で、場面ごとにまったく違う表情があって。とくに真っ白のドレスをまとった瞬間は“ただの衣装”を超えていて、舞台全体の空気がふっと澄み渡るような美しさでした。髪型も可愛かったり、凛としていたり、時間の流れまで見えるような説得力があって、ただただ見入ってしまいました。

そして古川雄大さん。もう……カッコ良すぎる。

正直、声が出た瞬間に笑っちゃうくらい圧倒的で、

存在そのものが“トートの世界観”になっている感じ。

あれは反則級でした。もちろん松也さんも含めて、キャスト全員の熱量がすごくて、

「この人たち、本気で作品を愛してるんだな…」って伝わってきました。


細かいシーンを語れるほど余裕はなかったけれど、全体としての熱量がまっすぐ届いて、「この人たちはどんな思いでこの舞台に立ってるんだろう」と自然と想像してしまうほど。


オーディションや役を掴むまでの道のり、体や心を削るような稽古、そして本番に立つ緊張と覚悟。そういう背景が透けて見えた瞬間、胸がぐっと熱くなりました。


最後の挨拶で、「笑顔が見れて良かった。ホッとしました」そう言っていたのも印象的で。一見シンプルな言葉だけど、その裏には何ヶ月もの積み重ねがある。

あの一言だけで、この作品にかけてきた想いがまっすぐ伝わってきました。


学生の頃、芸術鑑賞で帝劇や劇団四季を観たことがあったけれど、あの頃は興味もなくて、むしろ寝ていた記憶のほうが強い。

今の自分からしたら信じられない話です。

“大人になったらチケットすら取れないぞ”と、その時の自分に言いたくなるくらい。笑


でも、あの頃には響かなかったものが、今はしっかり胸に届く。

価値観って、怖いくらい変わるものだなと思いました。


そして同時に、自分の仕事のことも考えました。

美容師の仕事も、形は違っても“作品づくり”です。

鏡の前で表情がほんの少し柔らかくなるあの瞬間は、舞台と同じように、

その人の人生にそっと触れているということ。

もっと喜んでもらえるように、

もっと誰かの心が動くように、

自分も技術も感性も磨いていきたい。


エリザベート、本当に観に行けて良かった。

単純に感動したし、自分もまた頑張ろうと思わせてくれる、そんな力をもらいました。

また観に行きたい。

二度目は、きっとまた違う景色が見える気がします。


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