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「ストレスの種類と、体が教えてくれる距離のとり方」

こんにちは! 今日は昨日の続き!

仕事、家庭、子育て——

原因は人それぞれだけど、共通してるのは「どうにもできない」と感じてしまうこと。

でも、実はストレスって“ゼロ”にはできなくても、“距離を取る”ことはできるんです。

今読んでいる片野秀樹さんの『疲労学』の第3章では、

ストレスの種類と、その距離のとり方=ディスタンスの保ち方が丁寧に書かれています。

今日は美容師としての視点も交えながら、その考えを少し噛み砕いてお話しします。

ちょっと長いけど、あなたの“心と体の取扱説明書”になるかもしれません。

参考にしてみてください!!


前回は、「髪や体に出る疲れのサイン」について話しました。

今回はもう少し踏み込んで、“ストレス”そのものについて。

片野秀樹さんの『疲労学』の第3章を読んでいて、とても納得したのが

**「ストレッサー(原因)」と「ディスタンス(距離)」**という考え方です。

ストレスをなくすことは難しい。だからこそ、どう距離を取るかを意識するだけで、疲れ方も全然変わってきます。


「ストレスの種類と、体が教えてくれる距離のとり方」


■ 物理的ストレッサー

暑さ、寒さ、気圧差、騒音、混雑、光、振動など。

まず、気温の変化。暖房や冷房を我慢するのは逆効果で、自律神経を乱さないためにも“できるだけ一定”を保つことが大切です。


気圧差も頭痛やめまいの原因になります。昔から「天気が悪くなると古傷が痛む」なんて言いますが、これは気圧の変化で血管が拡張するから。耳のマッサージやホットタオル、あたたかいペットボトルを耳に当てるのが効果的です。最近では気圧調整の耳栓や、水分バランスを整える漢方もあります。


騒音に関しては、通勤や職場では避けにくいですが、できるだけパーソナルスペースを広く取る意識を。ホテルは一人部屋、電車は指定席を選ぶなどもディスタンスのひとつ。どうしてもの時は耳栓もおすすめです。


この前、うるさい上司に悩んでいたお客様に「耳栓したらいいですよ」って言ったら、「角和さん、いつも面白い冗談言いますよね」って言われました。…いや、本気なんだけどな(笑)


も見逃せません。スマホやPCのブルーライトは目や脳に負担をかけます。ブルーライトカットのカバーやサングラスを取り入れて。


振動は電車や飛行機で起きるストレス。できるだけ揺れの少ない位置を選ぶのがコツです。電車なら吊り革より手すり、飛行機なら中央の席。バスはタイヤの上を避ける。視覚情報と実際の揺れがズレると、脳が錯覚して酔いにつながるんだとか。


■ 科学的ストレッサー

公害、薬物、化学物質、匂い、香辛料など。

コーヒーや胡椒、自分の汗も実は“化学的ストレス”の一種です。汗はすぐ拭き取り、カフェインとは上手に付き合いましょう。ときどき静かな自然の中を歩くだけでも、体のリセットになります。


■ 心理的ストレッサー

不安、緊張、怒り、悲観など。

距離を置くこと。これが一番大切です。

SNSやテレビで流れるショッキングな映像も、実は強いストレス。過去の黒歴史なんかも、思い出すだけで当時のストレスを呼び起こします。だから、そういう映像やモノからは“物理的に距離を取る”のも立派な対処法。思い出すものは思い切って処分してもいいかもしれません。


■ 生物学的ストレッサー

細菌感染、アレルギー、免疫の低下など。

咳が出たら注意。早めに対応して、アレルギーが出るものは避ける。

花粉症は……日本から出るしかない(笑)現実的ではないけど、うまく付き合うことはできます。

僕自身ひどいアレルギー体質なので、できるだけ清潔に保ち、薬もうまく使ってコントロールしています。睡眠・食事・運動。基本を整えるだけでも免疫は上がります。


■ 社会的ストレッサー

人間関係、家族関係、SNSなど。

誰かといてストレスを感じるなら、物理的に距離を取るか、心理的に距離を取るか。

どうしても付き合いが避けられないときは、自分の意見や考えをあえて出さない。“自分を見せすぎない”のもディスタンスの一つです。

人付き合いのストレスって、自分の好きなものや考えを否定されたり、尊重されない瞬間から生まれることが多い。だから、相手に「下げる材料」を与えないようにする。

SNSでも同じです。アンチコメントや迷惑なDMは、付き合わずに即ブロック。合わない人とは“関わらない勇気”を。

それでも難しいときは、周りを頼ってください。

仲の良い人に言いづらいことは、美容師とかちょうどいいですよ(笑)


■ ストレスの棚卸しをしよう

どうしても逃げられず、溜まってしまったストレスはしっかりリセットすることが大切です。

会社の棚卸しと同じで、最低でも年に一度は心と体の整理を。

旅行に行くのもいいし、好きな空間・好きな人と過ごすのもいい。横になって深呼吸するだけでも効果があります。

意識して“やる”だけで、ちゃんと変わります。


生きていくって、本当に大変。

ストレスは避けて通れないけど、原因を知って対策を知っておくと、

それだけでずっと楽になります。

今回の記事は、そんな思いで書きました。


ちなみに僕は、次の“棚卸し”を宮古島でやろうと思ってます。

母に「たまにはメンタルを癒しに行こうかな」って言ったら、

「あなたはメンタルやられないでしょ」って言われました(笑)

……まあ、それだけ元気で信頼されてるってことにしときます。


今日も無理せず大切にしてくださいねー

ではまた


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