「カルテ整理の日に、胸に浮かぶこと」
- kakuwamasato
- 10月23日
- 読了時間: 3分
こんにちは!
年に何度か、カルテ整理をする日があります。
この作業は、避けて通れないというより、避けてはいけないもの。
だから今日も、心を込めて向き合います。
カルテを見返していると、ふと気づく瞬間があります。
「あ、この人最近来てないな」――
その瞬間、胸の奥がギュッと締め付けられるような、言葉にできない感情が押し寄せます。
原因がはっきりしていればまだ納得できるのですが、わからないからこそ、考えはどこまでも巡っていきます。
「自分の接客や技術が足りなかったのかな…?」
「言葉で何か失礼なことを言ってしまったのかな…?」
「もしかしたら、何も悪くないのかもしれない」
「引越しとか環境が変わったのかな? 引越しとか環境が変わったのかな?」
頭の中で問いがぐるぐると回ります。
自分では毎回真剣に向き合っているつもりでも、
その時々でお客様の感じ方は違うかもしれないし、全く問題がなくても、
外から見たら違う印象に見えることもある。
基本的には前向きなタイプだと思うけど
結果として「来てない」という事実があるから、どうしても悲観的になってしまう。
例えるなら、喧嘩別れした元カノなら理由もわかるけれど、
よく遊んだり連絡を取り合っていた友達が、突然音信不通になったときのような、
「なんで…?」という気持ちに近い。
理由が見えないから、心の中で永遠に考え続けてしまうんです。
それでも、僕は思います。
自分が成長を止めないこと。
そして、この事実をしっかり受け止めること。
その上で、また任せてもらえた時には、「ここに来てよかった」と思ってもらえるよう、今を一生懸命頑張るしかない。
これは、来てくれている全員に対して抱く、静かな誓いのような気持ちです。
カルテ整理の最後は、来てくれている方のカルテを見返します。
その人たちの笑顔や会話を思い出して、心が少し温かくなる瞬間。
不安や切なさが胸にのしかかっていたとしても、こうして思い返す時間で、そっと和らぐ。
(リアルに涙が溢れる時もあります。)
静かに向き合うと、自分の弱さや不安も浮かび上がってきます。
でもそれを隠さず、受け止めることも大切。
人との関わりは、目に見えるものだけじゃない。
誠実に向き合った時間や気持ちは、きっと誰かの心に届いている。
そう信じて。
だから今日も僕は、カルテ整理の時間を大切にします。
不安や切なさと向き合いながらも、来てくれる人たちの笑顔を思い浮かべて、
静かに、でも誠実に。
――終わりは、温かい気持ちで閉じたい。
今日も誰かの笑顔が、僕の胸にそっと戻ってきてくれるように。
こんな僕ですが皆さんこれからもよろしくお願いします。
ではまた






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