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「カルテ整理の日に、胸に浮かぶこと」

こんにちは!

年に何度か、カルテ整理をする日があります。

この作業は、避けて通れないというより、避けてはいけないもの。

だから今日も、心を込めて向き合います。


カルテを見返していると、ふと気づく瞬間があります。

「あ、この人最近来てないな」――

その瞬間、胸の奥がギュッと締め付けられるような、言葉にできない感情が押し寄せます。

原因がはっきりしていればまだ納得できるのですが、わからないからこそ、考えはどこまでも巡っていきます。


「自分の接客や技術が足りなかったのかな…?」

「言葉で何か失礼なことを言ってしまったのかな…?」

「もしかしたら、何も悪くないのかもしれない」

「引越しとか環境が変わったのかな? 引越しとか環境が変わったのかな?」

頭の中で問いがぐるぐると回ります。

自分では毎回真剣に向き合っているつもりでも、

その時々でお客様の感じ方は違うかもしれないし、全く問題がなくても、

外から見たら違う印象に見えることもある。


基本的には前向きなタイプだと思うけど

結果として「来てない」という事実があるから、どうしても悲観的になってしまう。


例えるなら、喧嘩別れした元カノなら理由もわかるけれど、

よく遊んだり連絡を取り合っていた友達が、突然音信不通になったときのような、

「なんで…?」という気持ちに近い。

理由が見えないから、心の中で永遠に考え続けてしまうんです。


それでも、僕は思います。

自分が成長を止めないこと。

そして、この事実をしっかり受け止めること。

その上で、また任せてもらえた時には、「ここに来てよかった」と思ってもらえるよう、今を一生懸命頑張るしかない。


これは、来てくれている全員に対して抱く、静かな誓いのような気持ちです。


カルテ整理の最後は、来てくれている方のカルテを見返します。

その人たちの笑顔や会話を思い出して、心が少し温かくなる瞬間。

不安や切なさが胸にのしかかっていたとしても、こうして思い返す時間で、そっと和らぐ。

(リアルに涙が溢れる時もあります。)


静かに向き合うと、自分の弱さや不安も浮かび上がってきます。

でもそれを隠さず、受け止めることも大切。

人との関わりは、目に見えるものだけじゃない。

誠実に向き合った時間や気持ちは、きっと誰かの心に届いている。

そう信じて。


だから今日も僕は、カルテ整理の時間を大切にします。

不安や切なさと向き合いながらも、来てくれる人たちの笑顔を思い浮かべて、

静かに、でも誠実に。


――終わりは、温かい気持ちで閉じたい。

今日も誰かの笑顔が、僕の胸にそっと戻ってきてくれるように。


こんな僕ですが皆さんこれからもよろしくお願いします。


ではまた


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