「ひざの上の静かな奇跡」
- kakuwamasato
- 11月12日
- 読了時間: 2分
最近、お店が落ち着いている日がある。閑散期というやつだ。
時間ができるのは悪いことじゃないのに、「暇だと辛い」「なんか幸せを感じない」
そんな言葉が出てくる日もある。
気持ちはわかる。
動いていないと、心まで止まってしまったような気がする。
でも、そんな話をしながらふと思った。
「今こうして猫とゆっくりできてること、猫が健康で寝てたり、膝の上に乗ってくれたり。それって“当たり前”じゃないんだよね。」
もし猫が体調を崩していたら、こんなふうに穏やかに過ごせないだろう。
病院に通ったり、食事を気にしたり、寝顔を見ていてもどこか落ち着かない。
だからこそ、こうして膝の上で丸くなって寝てくれる。
ただそれだけの時間が、どれだけ尊いかを感じる。
「確かに幸せだね」って笑ってた。
(普段からそんなこと言ってるのかよ、というツッコミは胸の中でお願いします。笑)
でも本当にそう思う。
幸せって、手に入れるものじゃなくて、気づくことで形になるものなんだと思う。
うちは猫の存在が大きいけれど、人によっては犬かもしれないし、子どもかもしれない。
あるいは、何かを一緒に頑張ってきた仲間だったり。
誰にとっても、幸せの形や価値はそれぞれ違う。
今の環境で、与えられているものの中に、そして自分たちが積み上げてきた先に、
きっと幸せはちゃんとある。
「神は細部に宿る」って言葉があるけれど、幸せも同じで、丁寧に見ようとした人の中に宿るんだと思う。
そんな何気ない“大切”をひとつ見つけて、今日という日を、いい日にしてください。
ではまた






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